ベゴニア中毒、初期患者。
- 広報部

- 2025年11月26日
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東京支部会員T氏からの寄稿文です。
誰かの歌ではないけれど、テレビもラジオも新聞もない生活をしています。
定年退職していますから、朝から晩まで飼育栽培のやり放題。

ベゴニアとは割に最近の付き合いになります。6年ほど前にサザランディに一目惚れしてからです。栽培しているのは原種が多く、同時期に咲いている気に入ったものを掛け合わせてみたりしていましたが、発芽苗は大変小さく、場合によっては何百と発芽して植え替えが大変なことがわかり、最近は交配は控え目。
それでも既に何百と言う小鉢が並び、植え替えを待っている発芽苗も容器の中から睨んでいます。

一応は、これとこれをかけ合わせればこの様なのができるかなとは想像して掛け合わせては居るのですが、まず花が咲くまで三年はかかり、そして結果は予想通りには行かないことが多いです。
最初の移植の時お気に入りに目星をつけ、選別して行くのですが、その中からこれは素晴らしいと思うものが出ると気分は良いです。
選別から漏れたものはプロの様に処分できず、まとめて一つの棚に押し込んでいるのですが、実はそんな中に「おっ」と思うようなものが出ることもあります。
それらのお気に入りは世界にこれだけだと思うと更に気分が良く、手に取って眺めながら飲む酒の美味いこと美味いこと。
そんなお気に入りの組み合わせには大好きなドラコペルタを親にしたものが多いです。黒い葉のハルマヘラとドラコの組み合わせ、ポリロエンシスとの組み合わせ、クレオパトラエとの組み合わせ、ヒメシュウカイドウとの組み合わせ、ボグネリとの組み合わせなどなど。
また最初に交配に挑戦した思い出のドレゲイ・グラスゴーのセルフ交配からは実に多彩な子供ができ、その違いを楽しんでいます。

交配、実生、選別は時間がかかり気苦労がく、お気に入りはなかなか出ません。それにもかかわらずたくさんの先輩方が素晴らしい品種をたくさん残しておられる。皆さんベゴニア中毒にかかっておられたのかな。
私も自分の管理能力を既に超えているからもうやめようと思いつつ、ついこれとこれをかけたらどうなるかなと考えてしまう。これは中毒の初期症状か。つける薬はありませんか。
一度の交配で発芽した苗をよく見ると、様々なバリエーションがあります。それらを成長させていくと、更なる個性が表れたり、他とあまり変わらなくなったりします。花が咲くのはまだ先でも、葉の形や大きさ、模様、茎の色や茎のあちこちに瘤ができるなどの特徴の違いを分けていくのも楽しみです。
そんなわけで、鉢かずがどんどん増えます。どんどん、どんどん。
最近は温度も下がってきたので植え替えの適期でしょうか。今日も植え替えをするでしょう。また鉢数が増えるでしょう。この先、この病気は続くのでしょうか。






