ネコナカイガラムシとの闘い
- 広報部

- 2025年5月28日
- 読了時間: 4分

昨年の秋口からいくつものベゴニアが不調をきたしていた。
特に絶好調だった大株のベゴニアほど突然枯れだしたり、葉に元気がなくなっていた。これは水のやりすぎで根腐れさせてしまったか?と慌てて鉢から抜いてみると、なにやら根の周りに白い綿のようなものがびっしりとこびりついている。
触ってみるとねばねばして指にまとわりついてくる。
これは白絹病ではないかと疑い、ネットで情報を探してみたもののどうも違うみたいだ。
画像検索したり、症状で検索してみたり、いろいろ探してもなかなか同じような症状が見つからない。
とりあえず根を水で洗い、気休めのベニカXネクストスプレーを根に掛けて鉢に戻して様子をみることに。
そんなことではもちろん症状は治まりません。
不調のものはより不調に。
そうでないものも気が付くと葉の展開が止まっている。成長の秋なのにである。

葉の展開が止まっている株を引っこ抜いてみると。やはり少なからず白い綿のようなものが見受けられた。
どうやらうちの簡易温室の中で何者かが蔓延しているようだ。
何かの菌なのか、それとも害虫なのか???
またも様々な検索ワードや画像検索で調べ始める。
するとついによく似た白い綿状のものが根にまとわりついている画像を発見した。
そのサイトでは正体は【ネコナカイガラムシ】とある。カイガラムシの一種で、根に寄生して根に食いつき養分を吸っているようです。
一旦は菌類ではないかと思っていたのですが、まさかのカイガラムシ。
しかもこのネコナカイガラムシは、夜になると鉢から這い出して他の鉢に移り繁殖していくらしいのです。だからうちの簡易温室で蔓延しだしていたのですね。
そしてよーく根を観察してみたら、本体のネコナカイガラムシを発見!すごく小さくて0.5mmくらいあるか?それが根をゆっくりと這いずってます。


こんなのがびっしりといるかと思えば、そうでもない。
白い綿状のものがびっしりあっても、カイガラムシ自体はなかなか見つからないのである。
また後々分かったのだが、ネジラミというものも同じネコナカイガラムシのことを指しているようである。ネジラミで検索すると結構ヒットする。塊根植物やアガベなどを栽培している方々が多い印象。
ちなみに東京支部の月例会でこのことを話したら、何十年もベゴニアを栽培されているベテランさんでもこんなの見たことないという反応でした。運が悪かった。
さて対処法であるが、いろいろ調べてマラソン乳剤という薬剤とオルトランDX粒剤にたどり着いた。

まずはマラソン乳剤を規定量に薄めてすべてのベゴニアにまいて様子をみる。
2週間ほどしてまた不調なベゴニアが出たので抜いてみると、やはり白い綿状のものがある。そこで今度はオルトランDX粒剤をすべてのベゴニアの用土の上へパラパラとまいてみた。
しかしこれが結構匂うのです。
まいてから2週間経っても匂う。というか効果が1カ月と表記されているのだが、それ以降も少し匂っていた。
オルトランをまいてから約1カ月後、とりあえず不調そうなベゴニアは見当たらなくなった。
これでネコナカイガラムシを駆除出来たのなら、多少の匂いは目をつぶるより仕方ない。
結果としてダメにした株は10を超える。なんとか葉をキープ出来たものもあるので、いま我が家は葉挿しした容器でいっぱいである。
その後さらに2カ月。
いくつか成長が止まっている気がしたベゴニアの根を確認するも、ネコナカイガラムシはいなかった。
どうやら我はネコナカイガラムシとの闘いに勝利したらしい。
本当に良かった。オルトランDX粒剤よ、ありがとう。
※ある先輩によるとオルトランは強い薬剤らしいので、注意が必要とのことでした。
追記:
後日思いついて、試しにChatGPTに質問してみた。
Q: 原種ベゴニアの根に白い綿状のものが付着しています。何かの病気ですか?
A: 原種ベゴニアの根に白い綿状のものが付着している場合、それはおそらくカイガラムシやコナカ
イガラムシ(mealy bugs)による被害の兆候です。これらの害虫は、綿状の白い物質を分泌し、
植物の根や茎に付着します。カイガラムシは栄養を吸うため、植物にストレスを与え、成長が鈍く
なったり、葉が黄変したりする原因になります。
という回答でした。
やるな、ChatGPT !






