top of page

テラリウムで魅せる

更新日:2025年5月14日

「わたしのベゴニアライフ」 第2回目は東京都在住のSさんにお話を伺います。



温室を持たず、2階のリビングで、多くはテラリウムを中心に原種ベゴニア栽培(栽培過程も含め)をインテリアの一つとして取り入れて楽しんでいるそう。

季節により玄関ドアなどにハンギングバスケットをして楽しまれてもいるそうです。



◆ベゴニア歴はどれくらいですか?

 

1983年に関西支部に入会し1年後に本部移籍し、

今年で41年目がはじまりました。

 

◆出会ったキッカケやハマった経緯は?

 

主人の転勤で初めての土地と初めての集合住宅へと入居し、朝起きて気づいたのです。窓外の景色に土と緑がないことを。

 

その様な時に友人宅の玄関先にベゴニア群が広がった光景を見て、すぐに虜になり知らない土地でしたが、協会に入会させて頂きました。

 

このマンションでは木立種を栽培して見事に花房が下がり満喫させてもらいました。

 

程なく東京に戻りましたが、自宅には帰れず八重桜の大木がある平屋に寓居。ここでは根茎種を主に育てて満喫しました。

しばらくして自宅に戻り今のパターンになりました。

期せずして木立→根茎→原種のテラリウムに移行していきました。

この様に柔軟に対応でき、魅力的な品種揃いのベゴニア属にどんどんと深みにはまっていったのです。



 

◆いま何株くらい育ててますか?

 

約90品種ほどです。根茎と木立の割合8対2位でしょうか。

 

◆ベゴニアの栽培環境を教えてください。

 

2階リビングがメインです。1階の部屋でも栽培していて3対1位の割合です。

ほんの一部戸外のワーディアンケースでも育てています。

 

 

 

 

◆夏越し、冬越しで気を付けていることは?

 

夏越しは、昼・夜の温度差が悩ましいですね。

居間にあるベゴニアは日中は涼やかですけど、夜にはクーラーを切るのでベゴニアにとっての昼(温か)、夜(涼やか)のベスト状態が逆転してしまい成長が止まってしまうようです。

ここ数年の熱帯夜は特に厳しいと感じます。

 


夜も居間にクーラーを点けておけば良いのですが、地球温暖化の事を考えると寝室だけにしてしまいます。罪悪感も感じてしまうので、なかなか難しいですね。

でも蒸れには気を付けているんですよ。



一階にあるベゴニアは比較的一定温度を辛うじてクリアし、風通しもよくしているので何とか良いような気がしてます。

 

冬越しは、室内栽培なのでコントロールしやすく楽にすごせますね。

 

◆好きなベゴニアのタイプは?

 

B. phutoensis
B. phutoensis

光線により色合いや表情が妖しく変わる品種がすきです。(B. pavoninaB. sp. Thailand、交配種ではB. ‘Miki’等)


それと大らかな葉と花に特長があるバランスの良い品種。(B. goegoensisB. phutoensisB. ciliobracteataB. xanthina等)

 

また小型のベゴニアでは葉形、色合い、形態などの個性的な品種が好きです。(B. sp. Luzon Aurora PhilippinesB. bipinnatifidaB. lichenoraB. prismatocarpa等)

 

◆主に使っている用土や施肥はどうしてますか?

 

用土に関しては以前は随分拘っていましたが、今は全く拘りありません。あまりエネルギーの入らない品種が多いからかも知れませんが。

B. sp. Luzon Aurora Philippines
B. sp. Luzon Aurora Philippines

ベゴニアは弱酸性を好むことを頭に入れてはいますが、今はT氏より伺った再処理方法(使用していた用土を煮沸し冷まして使う)の用土に、水はけ状態などを見て極小鹿沼を入れたりして使用しています。カビも出なく良い気がしてます。

 

施肥は基本的にしていません。様子を見てマグァンプを数粒入れたり、液肥を葉面散布することはあります。(テラリウム栽培がほとんどなので)

 

 

 

◆ベゴニアの魅力は?

 

それはなんといっても千差万別の品種があることです。

いろいろな楽しみ方があり、この属だけで完結する素晴らしさが最大の魅力!自由自在に操れる懐の底しれない深い深い植物!!である事ですね。

 

◆いま手に入れたいベゴニアはありますか?

 

B. murina   B. geranioides を育ててみたいと思っていますが、あまり日本には入っていないようで...。

 

◆ベゴニアはどのように入手されていますか?

 

東京支部の例会でいただく寄付苗が主な入手手段です。

また、不思議に思いがけないない時に自作交配種などが宅急便で送られてきたり、原種の定期便のプレゼントがきたり、旅で出会ったお土産で入手したり。

など感謝の念でいっぱいなのです。神様が見守って下さっているんですかね?

 

◆葉挿しの用土はいかがされていますか?



葉挿しコーナー
葉挿しコーナー

木立は基本的にコップに水挿しが多いです。コップに水とハイフレッシュを入れ、消毒したナイフで葉柄を切ってコップに挿す。切り口がカルス状になったら用土(バーミキュライトか極小鹿沼)に植え込む。

 

根茎やレックスは基本的に一枚をハイフレッシュをちょっと付け、同上用土に挿します。また、大きめの葉は基部を付けて消毒した刃物で2~3に切り分け、同上用土にポットの縁に支えてもらうように挿します。

 

◆鉢やケースの拘りはありますか?

 

鉢はできる限り素焼きにしています。

ガラスケースはこだわりは特にないです。

ただクロッシェなどデザイン的にステキな物は見つけたら即買ってしまいます。

またステンドガラス作家に作って頂いたものがあり、割らないように大事につかっています。

 

◆自慢のベゴニアを教えてください。

 

B. squamulosa
B. squamulosa

その時によって随分変わりますが、今は先ほども紹介したB. ciliobracteata(ナイジェリア)やB. squamulosa(ガボン)のような剣葉で独特の花が付くものが自慢です。

アフリカ西海岸の国々へ思いを馳せるのもなかなか良いものです。

B. phutoensisもおおらかな丸葉で、姿は乱れていますが雄花の後の雌花がまた独特でとても魅力があります。

 

◆過去に栽培したものでもう一度、手にしたいベゴニアはありますでしょうか?

 

B. lambii    B. lyallii   B. pictaですね。

いつかもう一度手にしたいと切に願っています。

 

Sさんお話ありがとうございました。

 
 
bottom of page