2025年7月例会
- 広報部

- 2025年7月14日
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2025年7月の例会は、7月12日(土)に武蔵野公会堂にて開催。新しく入会された会員が参加され、活発な情報交換が行われていました。また育成に関する実践的な技術の情報や、夏場の管理に関する相談など、活発に意見が交わされていました。

新入会メンバーの自己紹介
今月ご入会いただいた新規メンバーよりから、ベゴニア栽培への取り組みや好みの品種についてのお話がありました。原種系ベゴニアに強い関心を持たれているとのことで、育成中の品種や栽培環境について、他の参加者とも活発な意見交換をされていました。
特別講義「わたしのとっておき栽培法」
今回は去年から楽しみにしていたU氏の特別講義です。
まずスチールラックとLEDを活用した室内育成環境や、ケース管理による湿度調整の工夫が紹介され、特にデリケートな品種に対する注意点や栽培スペースの構成について解説がありました。
用土に関しては、市販の観葉植物用土にいくつかを配合して通気性を確保し、肥料はマグァンプKに加えて、潅水時にハイポネックスと〇〇〇をごく少量入れ微量元素を補うという驚きの工夫を披露。
また葉挿しの方法も詳しく解説していただきました。
企業秘密も含まれるため、ここでの詳しい情報は差し控えさせていただきます。

葉挿しの用土にはバーミキュライトを用い、乾燥気味の状態で管理しているとか。
また発芽率を高める工夫やLEDでの管理方法についても具体的に解説してくださいました。
更に殺菌剤を用いた腐敗防止のための細かなテクニックも披露していただきました。
詳しく知りたい方は、ぜひご入会していただいてご本人から伝授してもらってください。
U氏が持ってきてくれたB.darthveideriana をご覧ください。
とても状態が良さそうですね。

夏季管理の課題と工夫
ここでは、複数の東京支部メンバーによる夏季特有の栽培課題と対策が共有されました。
夏の日差しによる葉焼けや蒸れによる溶けなど、実際に経験したトラブルについての体験談が多数挙げられ、遮光ネットやすだれを用いた遮光対策、空気の流れを保つための扇風機の設置、冷却装置の自作といった試行錯誤が紹介され、やはり皆さん夏の高気温と戦っている様子でした。
会員の持ち寄りベゴニア紹介
東京支部メンバーによる持ち寄りベゴニア。会員コメントとともにそれぞれの展示株を紹介します。

· Begonia urophylla
「以前はユーグルムの一型とされていましたが、現在は独立種とされています。地味ながら茎が芋状になっており、育てていて面白い品種です。」

· Begonia lichenora 矮性タイプ
「葉色が黒っぽく、コンパクトで持ち運びもしやすいです。花も咲いており、成長がゆっくりなのが気に入っています。」

· Begonia fangii
「外でも育てられる強健な品種です。昨年はハンギングでしっかりと育ちました。」

· Begonia blanckii グリーンタイプ
「マーブルタイプと混植していた鉢から分離したところ、両タイプともに元気に育っています。」

· 出雲の輝星
「葉に白斑が入るのが特徴で、今回は花も見ることができました。」
経験談の共有
参加者同士の自由な論議では、用土のブレンド方法や資材の入手方法、実生や交配の話題、海外からの個人輸入トラブルの体験談など様々な話題が飛び交っていました。
なかには、冷却装置の自作方法や、省スペースでの育成方法、遮光ネットの効果比較など、実践的な工夫を報告される方もいました。
提供苗
今月は6名の方から25種、計36株という大量の提供があり、中には非常に珍しいもの、育成に癖があるものなどバラエティに富んだ内容となりました。

B.sp.from Batang Ai RO0115-03
B.sp.from Irian Jaya
B.sp.from Lang Son YH1219
B.plebeja
B.bachiensis
B.abdullahpieei
B.tjiasmantoi
B.serratipetala
B.bipinnatifida
B.sp. Sarawak
B. 'Piccolo'
B.sp.from Julau R1214-01b

B.cf.kingiana from Thailand
B.darthveideriana
B.quadrialata subsp.nimbaensis
B.ningmingensis var.bella
B. 'Sakura Cascade'
B.sementacea
B.casiguranensis
B.chloroneura
B.rex from Thailand
B.rex from Vietnam
B.handelii var.Prostrata
B.Martin's Mystery
閉会と連絡事項
会を終えた後も、名残惜しむようにベゴニア談義は続き、帰り際には「これ、試してみてください」と資材や葉挿し用の葉のやりとりが交わされる一幕も見られました。
今回もまた、それぞれの“栽培スタイル”が交錯し、笑顔と情報が飛び交っていました。次回もまた、同じ植物を愛する仲間と語らう時間を楽しみにしています。
8月の例会はなく、次回は9月開催となります。
一般の方の見学参加も出来ますので、お気軽にお問い合わせください。






